こんにちは! 寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

10月の話ですが「サイクリングしまなみ2022」に参加してきました。尾道から今治に行くコースに申し込みしていましたが抽選で落ちてしまいました。

あきらめていたら「今治—大三島往復のコースなら空きがあるから申し込みましょうか?」と言われ友人と5人分申し込みしました。

いや~しんどかったですね!よく見たらコースは単に往復するだけでなく今治から大三島まで高速道路を走り島に下りて一周して伯方島に渡り大島に渡ったら更に島を一周して今治に帰り市街地を走り商店街がゴールという、ちょうど100キロのコースでした。更に島なので平坦地かと思ったら、とんでもない峠が大三島と大島にあり一緒に行ったメンバーの一人は足が攣っていました。その後、彼はリタイアしてしまいました。

私も100キロなんて距離は走ったことがなくマイペースで走り、無理だと思ったらリタイアやむなしと思っていました。当日の朝方起きた時に何故か右足が攣ってその影響で痛みがあったのです。

スタートから来島大橋まで坂道で友人たちから遅れ、「景色イイな~~」と思いながら走っていたら朝方攣った右足が傷んできて道路わきのスタッフの近くで休ませて頂いていました。そうすると自転車に乗ったスタッフが声をかけてきて「あなたが最後尾ですよ、頑張って大三島まで行きましょう!」と、僕の後ろについて応援してくれるではありませんか!それからはマイペースというわけにはいかず、一生懸命走りました。いつもはクルマで走る道を自転車で走れるのは爽快です。なんとかエイドステーション(休憩所)まで行くと地元の方の太鼓の演奏が待っていました。

ちょっと休んで走り出すと峠が始まりました。ペースが落ちスタッフの自転車に抜かれたと思ったら「関門」と書いてあるではありませんか。これはつまりこのスタッフの後ろを走っていた場合には強制的にリタイアになるという目安です。声をかけると「抜かれてもすぐに失格にはなりません、下り坂で追い越してください」と慰められました。でもそんな峠のしんどいところにも地元の方が陣取って一生懸命「がんばれ、坂はあと300メートル」とか声をかけてくれました。集落ごとにそういう応援団がいてどれほど元気づけられたことか。

 途中でスタッフの方の話によると一番きついコースが僕たちの選択したコースだったと聞きました。でもなんとかゴールまでたどり着けましたが一緒に行ったメンバーのサポートや地元の応援が無かったら途中であきらめていたかもしれません。景色も良かったですが、地元の方々の「おもてなし」やとんでもない数のボランティアの方のサポートが心に残るサイクリングになりました。駐車場を見たら岐阜・京都・大阪・大分など遠方のナンバーばかりでしたね。確かに景色の良い場所の高速道路を走ることができるのはこのイベントだけですからね。

 次回は二年後に開催予定です。それまで元気でいて参加したいですね!