注文住宅を検討していると、「ランドリールームが欲しい」という希望を聞くことがあります。
洗濯物を洗う、干す、たたむ、しまうといった家事をまとめられるランドリールームは、忙しいご家庭にとって魅力的なスペースです。
特に共働きのご家庭や子育て中のご家庭では、
「できるだけ洗濯の負担を減らしたい」
「天気を気にせず洗濯したい」
「洗濯物を持って家の中を行ったり来たりしたくない」
という方も多いのではないでしょうか。
一方で、ランドリールームはある程度のスペースを必要とします。
「本当に必要なのかな?」
「その分、リビングや収納を広くしたほうがいいのでは?」
と迷うこともあるでしょう。
そこで今回は、ランドリールームのメリット・デメリットと、自分たちの家に必要かどうかを考えるポイントをご紹介します。
ランドリールームとは?
ランドリールームとは、洗濯に関する作業を行うためのスペースです。
例えば、
- 洗濯機・乾燥機
- 室内物干し
- 洗濯物をたたむカウンター
- タオルや衣類の収納
などをまとめて配置することができます。
ただし、「ランドリールーム」といっても、その使い方はご家庭によってさまざまです。
洗濯物を干す場所として使うのか。
洗濯から収納までを一か所で完結させたいのか。
洗面脱衣室と兼用するのか。
ファミリークローゼットとつなげるのか。
どこまでの作業をランドリールームに集約するのかを考えることが大切です。
ランドリールームのメリット
1.洗濯にかかる移動を減らしやすい
ランドリールームの大きなメリットは、洗濯に関する作業をまとめやすいことです。
例えば、
洗濯機
↓
物干し
↓
たたむ
↓
収納
という流れを近づけることで、洗濯物を持って家の中を何度も移動する必要を減らせます。
毎日の洗濯では、一回の移動は小さなことでも、積み重なると負担になります。
特に洗濯物の量が多いご家庭では、家事動線を短くすることで、家事のしやすさにつながることがあります。
2.天候や時間を気にせず干しやすい
室内干しスペースとしてランドリールームを使えば、雨の日や花粉が気になる時期などにも洗濯物を干しやすくなります。
また、
「仕事から帰ってきてから洗濯する」
というご家庭でも、時間帯を気にせず洗濯しやすいのがメリットです。
共働きの場合、日中に洗濯物を外へ干すことが難しいこともあります。
ランドリールームは、そうした生活スタイルとの相性も考えられます。
3.洗濯物がリビングに出にくくなる
室内干しをする場所が決まっていないと、リビングなどに洗濯物を干すこともあります。
もちろん、スペースが確保できれば問題ありませんが、
「来客時に洗濯物が気になる」
「リビングが狭く感じる」
「家族が集まる場所に洗濯物がある」
ということが気になる方もいるでしょう。
洗濯スペースを独立させることで、生活空間と家事空間を分けやすくなります。
4.「洗濯→収納」の動線もつくりやすい
ランドリールームを計画するときは、「干すところ」だけで終わらせないこともポイントです。
例えば、
ランドリールーム
↓
ファミリークローゼット
という動線にすれば、乾いた衣類を収納するまでの移動も短くできます。
さらに、
洗う
↓
干す・乾かす
↓
たたむ
↓
しまう
という一連の流れをまとめて考えることで、より効率的な家事動線をつくりやすくなります。
ランドリールームのデメリット
1.その分のスペースが必要
ランドリールームをつくるには、当然ながら住宅の中に専用のスペースが必要です。
家全体の面積が限られている場合、
「ランドリールームを広くしたことで、LDKや収納が狭くなった」
ということも考えられます。
そのため、
「ランドリールームが欲しいからつくる」
ではなく、
「洗濯をラクにするために、どのくらいのスペースが必要なのか」
という視点で考えることが大切です。
2.使い方を考えないと「物置」になってしまうことも
せっかくランドリールームをつくっても、何をする場所なのかが曖昧だと、物が集まってしまうことがあります。
例えば、
- 洗濯用品
- 掃除用品
- 日用品
- 衣類
- 子どもの荷物
などを何でも置くようになると、洗濯スペースとして使いにくくなることも。
ランドリールームを計画するときは、
「ここでは何をするのか?」
を最初に決めておくことが重要です。
3.家事動線全体を考えないと効果が薄れることも
ランドリールーム単体で考えるのではなく、家全体の動線と合わせて考えることも大切です。
例えば、
洗濯機から物干し場所までは近いけれど、収納場所が遠い。
あるいは、
ランドリールームは便利だけれど、家族が毎日通る場所から離れている。
こうなると、せっかくつくったランドリールームが使いにくく感じる可能性があります。
「洗濯を始めてから、衣類をしまうまで」
を実際にイメージしてみましょう。
ランドリールームが向いているのはこんなご家庭
ランドリールームが向いているかどうかは、家族の暮らし方によって変わります。
例えば、
共働きで洗濯時間が不規則
朝早く洗濯したり、夜に洗濯したりすることが多いご家庭では、室内で干せるスペースがあると便利です。
洗濯物が多い
子どもが複数いるご家庭など、毎日の洗濯量が多い場合は、洗濯に関する作業をまとめられるメリットを感じやすいでしょう。
室内干しをすることが多い
天候や花粉などを理由に、普段から室内干しをする場合にも向いています。
「洗濯→収納」をラクにしたい
ファミリークローゼットなどと組み合わせて、洗濯から収納までの動線を短くしたい方にもおすすめです。
逆に、ランドリールームがなくてもいい場合は?
すべてのご家庭にランドリールームが必要なわけではありません。
例えば、
「洗濯物は基本的に外に干す」
「乾燥機を使うことが多い」
「洗濯物を干すスペースは洗面脱衣室で十分」
というご家庭なら、専用のランドリールームを設けなくてもよいかもしれません。
また、限られた面積の中で家づくりをする場合には、
ランドリールームに使う面積を収納やLDKに回す
という選択肢もあります。
大切なのは、人気の間取りをそのまま取り入れるのではなく、自分たちの生活に本当に必要かどうかを考えることです。
「ランドリールームをつくる」より「洗濯をラクにする」
ランドリールームを検討するときに大切なのは、
「ランドリールームがある家にしたい」
と考えることではありません。
本当に考えたいのは、
「洗濯という家事をどうすればラクにできるか」
ということです。
例えば、
- 洗濯機と物干しを近づける
- 室内干しスペースを確保する
- 乾燥機を活用する
- 洗濯物を収納する場所を近くにする
- 家族が使いやすい場所に衣類収納を設ける
など、方法はいくつもあります。
その中から、自分たちの生活スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
実際の間取りを見ながら考えてみよう
ランドリールームは、図面だけでは広さや動線をイメージしにくい部分です。
実際の住まいを見ると、
「この広さなら洗濯物を干しやすそう」
「この収納まで近いと便利そう」
「自分たちなら洗面室と兼用でも十分かも」
など、具体的に考えやすくなります。
クレバリーホーム福山店・倉敷店でも、家事動線や収納を含めた間取りについてご相談いただけます。
ランドリールームをつくるか迷っている段階でも、
「自分たちの生活なら必要?」
「どのくらいの広さが必要?」
「洗面室やファミリークローゼットとどうつなげればいい?」
といった疑問からご相談いただけます。
まとめ
ランドリールームは、洗濯に関する家事をまとめやすく、忙しいご家庭にとって便利なスペースです。
一方で、専用のスペースを確保する必要があるため、すべてのご家庭に必要とは限りません。
検討するときは、
- 洗濯物をどこで洗うか
- どこで干すか
- どこでたたむか
- どこに収納するか
- 家族がどのように移動するか
まで考えてみましょう。
「ランドリールームをつくるか」ではなく、「洗濯をどうすればラクにできるか」。
この視点から考えると、自分たちの暮らしに合った家事動線が見つかりやすくなります。
人気の間取りをそのまま取り入れるのではなく、家族の生活スタイルに合った住まいを考えてみてはいかがでしょうか。







