「そろそろ家を建てたい」と思ったら、まず間取りを考えたくなる方も多いのではないでしょうか。
「リビングは広くしたい」
「キッチンは対面式がいい」
「子ども部屋は2部屋ほしい」
「ランドリールームも欲しい」
家づくりでは、理想の間取りを考える時間も楽しみのひとつです。
一方で、間取りを先に決めようとすると、後から「思っていたより使いにくい……」と感じてしまうこともあります。
大切なのは、間取りそのものを考える前に、「どんな暮らしをしたいのか」を家族で整理しておくこと。
今回は、間取りを考え始める前に確認しておきたい5つのポイントをご紹介します。
1.今の暮らしで「困っていること」を整理する
まず考えてみたいのが、現在の暮らしの中で感じている不便です。
例えば、
- 洗濯物を干す場所が遠くて大変
- 玄関に靴や子どもの荷物があふれる
- リビングに物が集まってしまう
- 朝の支度で洗面所が混雑する
- キッチンに家族が入りにくい
- 子どもの着替えや身支度を手伝うのが大変
など。
こうした「今の家で困っていること」は、新しい家の間取りを考えるうえで大切なヒントになります。
例えば、洗濯に時間がかかっているなら、
洗う → 干す → 取り込む → しまう
という一連の動作を近づけることで、家事の負担を減らせるかもしれません。
「ランドリールームが欲しい」と考えるだけではなく、なぜ欲しいのかまで掘り下げてみることがポイントです。
2.家族それぞれの「過ごし方」を考える
家族が同じ家で暮らしていても、過ごし方はそれぞれ違います。
例えば、
- 家族でリビングに集まる時間が多い
- 子どもはリビングで勉強してほしい
- 夫婦それぞれが仕事をする時間がある
- 一人で静かに過ごす場所も欲しい
- 休日は家族で料理を楽しみたい
など。
「家族が集まる家」にしたいのか、「それぞれの時間も大切にできる家」にしたいのかによって、必要な空間や配置は変わってきます。
特に共働きのご家庭では、家事や仕事、子どもの身支度などが重なる時間帯があります。
朝や帰宅後など、家族がどのように動くのかをイメージしてみると、間取りを考えやすくなります。
3.「欲しいもの」ではなく優先順位を決める
注文住宅では、さまざまな希望を取り入れられるのが魅力です。
しかし、すべての希望を入れようとすると、予算や広さとのバランスを取ることが難しくなります。
そこでおすすめなのが、希望を一度リストアップして、優先順位をつけることです。
例えば、
絶対に取り入れたい
- 家事がしやすい動線
- 十分な収納
- 明るいLDK
できれば取り入れたい
- ランドリールーム
- ファミリークローゼット
- 書斎
余裕があれば取り入れたい
- 大きな吹き抜け
- 趣味の部屋
- 大型のカウンター
このように分けておくと、予算や土地の条件に合わせて調整しやすくなります。
大切なのは、「何を付けるか」だけではなく、「何を優先するか」です。
4.10年後、20年後の暮らしも考える
家は、完成したときがゴールではありません。
子どもが小さいときと、10年後、20年後では、家族の暮らし方も変わっていきます。
例えば、
子どもが小さい頃は、
「リビングで一緒に過ごしたい」
と思っていても、成長すると、
「自分の部屋で過ごす時間が増える」
かもしれません。
また、現在は夫婦ともに働いていても、将来的に働き方が変わる可能性もあります。
そのため、今の生活だけを見るのではなく、
「この家で10年後はどんな暮らしをしているだろう?」
と考えてみることも大切です。
子ども部屋の使い方や収納、将来的な家族構成まで考えておくと、長く暮らしやすい住まいにつながります。
5.土地と建物を別々に考えない
間取りを考えるときに、もうひとつ重要なのが「土地」です。
同じ間取りでも、土地の形や道路の位置、方角、周辺環境などによって、適した配置は変わります。
例えば、
- 日当たりをどこから確保するか
- 駐車場をどこに配置するか
- リビングをどちら向きにするか
- 玄関へのアプローチをどうするか
- 隣家からの視線をどう遮るか
など。
そのため、「土地を決めてから家を考える」「家を決めてから土地を探す」と完全に分けて考えるより、土地と建物を一緒に考えることが大切です。
希望する暮らしや間取りが、その土地で実現できるのか。
反対に、その土地だからこそできる間取りはないか。
こうした視点を持つことで、土地選びの段階から家づくりの選択肢が広がります。
間取りは「部屋の配置」だけで決めない
家づくりでは、つい「何LDKにするか」「リビングを何畳にするか」といった数字に目が向きがちです。
もちろん広さも大切ですが、それ以上に考えておきたいのが、
「その家で家族がどのように暮らすのか」
ということです。
例えば同じ4LDKでも、
- 家事がしやすい家
- 子どもを見守りやすい家
- 収納しやすい家
- 家族が自然と集まる家
- それぞれが快適に過ごせる家
では、間取りのつくり方が変わります。
だからこそ、間取りを考え始める前に、まず家族で「今の暮らし」と「これからの暮らし」を話してみることをおすすめします。
家族に合った間取りを考えるなら、実際の家を見てみる
間取り図だけでは、実際の広さや動線をイメージするのが難しいこともあります。
「この収納は実際にどのくらい入る?」
「この動線なら家事がしやすそう?」
「このLDKの広さで家族が過ごすとどんな感じ?」
そんな疑問は、実際の住まいを見ることで具体的になっていきます。
モデルハウスや完成した住まいを見学するときは、デザインだけでなく、
「自分たちの暮らしだったら、ここをどう使う?」
という視点で見てみるのがおすすめです。
クレバリーホーム福山店・倉敷店でも、家づくりに関するご相談を受け付けています。
まだ間取りや土地が決まっていない段階でも、
「何から始めればいいのかわからない」
「自分たちに合う間取りを知りたい」
「土地探しから相談したい」
というところから、一緒に考えていくことができます。
まとめ
家づくりで後悔しないためには、いきなり間取りを決めるのではなく、
- 今の暮らしで困っていることを整理する
- 家族それぞれの過ごし方を考える
- 希望に優先順位をつける
- 10年後、20年後の暮らしを考える
- 土地と建物を一緒に考える
という5つのポイントを意識してみましょう。
理想の家は、間取り図の中だけでつくるものではありません。
「どんな暮らしをしたいのか」から考えることが、家族に合った住まいづくりの第一歩です。
家づくりを考え始めたら、ぜひ一度、実際の住まいを見ながら家族の理想の暮らしを話してみてください。







