日本の伝統的な祝祭
コロナが落ち着いたと思ったらインフルエンザが流行っていましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか!さてお正月ですね。雑煮を食べて、神社に初詣に行き、という楽しい正月を過ごされたと思います。「正月」の行事は日本の伝統的な祝祭であり、その儀式や習慣には深い意味が込められています。
「大晦日」には家庭でも大掃除が行われますね。長年「年末年始は休みだからまとめて掃除する」としか考えてきませんでしたが、本来の意味は新年に神様を迎え入れるための清浄な空間を整える意義があると聞きました。神様は清潔で整った場所にのみ訪れるとされ、そのための準備として行われるらしいです。元旦には、神様が太陽とともに訪れますので初日の出を迎えるため徹夜で皆が神社などに集まり、酒を交わしながら夜明けを待つ習慣があります。当然翌日の昼間は眠いですので寝ます、これを「寝正月」と呼びます。初めて聞いたときはびっくりしましたね。「寝正月」というのは、ただ単に休みなのでだらだらと寝て過ごすことと思っていました。
門松を立てる習慣もおもしろいです。門松は、神様が尖ったものに興味を持つとされ、家を守り、厄を払うと信じられています。これにより、新しい年が安全かつ繁栄に満ち溢れるよう祈りが込められます。ではなんで神様は尖ったものが好きなのか?これは神と雷の関係によるといわれています。「雷」という字は「雨」に「田」んぼと書きます。雷が落ちる時は雨が降り、田んぼに水が満ちるため、稲が実り豊かな収穫が期待されると考えられています。このため、雷が落ちるときの光を「稲光」や「稲妻」と呼びますよね。稲光の形は地鎮祭で使われる「御幣」も考えたら雷の落ちる形をしていますよね。由来を知らない時はなんであんな形状なのかと不思議に思っていました。 これらは普段何気なく習慣で行っていますが、日本人と稲作の長い歴史と深く結びついているということのようです。長い間、意味も知らず過ごしてきました!面白いですね
最近は玄関にしめ縄を飾らない家も増えてきましたが、大掃除をしてしめ縄を飾り正月を迎えるという良い習慣は続けていきたいですね。
私の父親は町内の氏神様のしめ縄を作成するために、藁を実家の納屋に大量に干しています。その藁を使ってしめ縄でも作ってみようかと思っています。自宅と会社用ですね!