まだ肌寒い日もありますが、いかがお過ごしでしょうか?

 先日の2月24日はロシアのウクライナ侵攻から1年でした。当時、21世紀にこんなことが起きたなんて信じられませんでした。侵攻が開始される3日前でも「実際に武力で攻めることは無いよな~~」とのんきに友人たちと話をしていました。

 戦争が始まって以降、遠い国での戦争ですが日本人の生活にもかなり悪い影響が出ています。ロシアがLNGなどのエネルギー輸出国のため、世界的にエネルギー価格が上昇しすべての商品が値上げされています。当社の建築関係では本当に昨年春より毎月何かの商品の値上げがあるという状態です。ご存じのとおり建築コストもかなり上がっています。大手ハウスメーカーの建築価格の情報を聞くと建築面積の坪当たり単価は130万円前後だと聞きます。ちょっと驚きです。住宅ローンの情報を見る知り合いの銀行員は「うちの息子が家を新築する頃には土地を買って新築するなんて想像できない」と言っています。戦争が続けば更に価格は上昇するでしょう、困ったものです。

 新築住宅は高くなりましたが、中古住宅はかえって割安感が出てきました。特に2000年6月の建築基準法の改定後に新築された建物でしたら地盤調査等をほぼどこの建築会社も行って新築しています。

地盤の悪い土地に建築する場合には「地盤改良」もされて建築されていますので建物が傾く心配もありません。それまでは軟弱地盤に建築する場合でも「地盤改良」や「杭工事」をお客様に提案しない建築業者がよくいました。そういう業者と価格を比較されるとどうしても価格では負けました。杭を施工しないとならない場合、100万円以上の費用がかかりますのでしょうがないですね。「他社で建築したあのお客様の家は今頃どうなっているのかな?」と思うこともあります。というのもある会社が新築して数年で傾いて裁判をしているという話を聞いたことがあるからです。

 新築した建物に不具合があった場合のために「保証保険」に入るのも当たり前になりました。でも入ってない会社もあるのでしょうね。

 当社が売主になっているリノベーションした中古住宅は二年間の「瑕疵保証」が定められています。 「たった2年?」と思われるかもしれませんが、家に傾きなどの問題が起きるのは新築して3年と言われています。つまり問題が出尽くした家をリノベーションして、どのような問題があるかを説明して販売しているということです。説明していないところに問題があれば当社で修理しています。