今年も活気ある良い年となると良いですね。

さて、新年早々に少し寂しい話になりますが、昨年師走を前にお二人、多くの才能を持った方々が他界されました。

山田太一さん、『岸辺のアルバム』『ふぞろいの林檎たち』など当時、大ヒットしたドラマを見た記憶が蘇ります。それはとても斬新で考えさせられたドラマでした。こういうドラマを作られる方というのは、他人の痛みを推しはかれる優しさを持っていないと描けないような気がします。

もう一人、伊集院静さん。彼と言えば、絶世の美女、夏目雅子さんと篠ひろ子さんの、お二人と結婚歴のある、羨ましい男性のイメージがありますが、彼の著者『大人の流儀』に“不幸の底にある者と幸福の絶頂にある者が隣り合わせて立つことが日常起こるものだ。だから、大人は「ハシャグナ」と言うのだ。”という一文があります。この事も、隣にいる他人を思いやる、イコール優しさという事です。私など、気配りや配慮という事が非常に苦手な質で、お恥ずかしい事に彼らの文字により、確かにそうだと学ばせてもらう次第です。ですから、彼らのような先駆者達を失うのは非常に悲しい事です。

アフリカでは「一人の老人が亡くなると図書館を一つ失うのと同じだ」という諺があると聞いた事があります。

私たちの大切な諸先輩方もいずれは違う世界へ旅立たれます。今を大切に学べる時に学んでおこうと遅ればせながら思う年明けです。世界中が優しさと笑顔で満たされる社会になると良いですね。今年も、どうぞ宜しくお願い致します。